ご自宅にお伺いして運動や福祉用具・動作・生活の工夫等の提案や練習をしています。

難病や終末期等幅広い方々のリハビリに関わらせて頂くことも多く、毎日が学びの日々です。私が療法士として最も大切にしている感覚が「伴走」です。時には悩むこともありますが、共に考え、悩み、協力し合い、一緒に走ることができるスタッフに恵まれていることが、わが職場の魅力です。

対象者の生活の一部に関わらせて頂き、伴走し、人生や人となり、考え方、昔話、日々の生活に触れることは、私やスタッフにとってもまた大切な人生の一部となります。

「集会所まで歩きたい」「車椅子に乗りたい」「片手でジャガイモの皮がむけたらいいな」そんな声を逃さず、一瞬一瞬を大切にしています。

王子生協病院や地域の医療機関と連携しながら、地域でその人らしい暮らしと人生に寄り添う看護を行っています。

「住み慣れた自宅で過ごしたい。」「わが子をこの自宅で穏やかに見守りたい」などに寄り添い、生活に視点をおいた支援ができるようになった職員の成長を頼もしく感じる日々です。

皆で話し合い、悩みや喜びも分かち合える、あたたかく風通しの良いチームです。本当の看護ってその人の日常、生活にあるんだと気づいたとき、看護のやりがいや楽しさを感じると思います。

前職は、入院病棟でした。治療のために時間に追われて対応することが多く、患者様にじっくり関われていないと感じていました。そんな想いから訪問看護に興味を持ち、ほくとに入職して1年が経ちました。

初めての経験で分からないことも多かったのですが、不安解消するまで同行訪問を組んでもらえたり、初めてみる在宅医療機器に対して、講習会をセッティングしてもらえたりと学べる環境も多くあり、何より聞きやすい雰囲気で、常に気にかけてくれる先輩スタッフの存在に助けられています。

訪問は生活の場であり、病院ではみられない一面にたくさん触れることができます。食事のことや生活にまつわる心配事、大切に思う家族やペットのこと、いつもの日課など生活の匂いに溢れています。

「来てくれてありがとう」「安心します」そんな声を励みに、利用者様と1対1でじっくりと関わることができ、日々やりがいと楽しさを実感しています。